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平成24年度 SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)高 校

今年度も高田高校は、科学技術振興機構の「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(講座型学習活動支援)」(SPP)に採択されました。夏季休業中を中心に大学等での研修に参加します。8月2日(木)~3日(金)に三重大学生物資源学部の勢水丸に乗船し、伊勢湾(松阪周辺海域)の水質、低泥、生物の調査実習を行いました。

現在の伊勢湾の実態を体感し、貧酸素水塊の発生をはじめとした水質汚濁の問題や湾内の健全な生態系の維持について考察します。また、実際の海洋観測を体験することにより、科学への感心を高めることを目的とています。

三重大学生物資源学部 助教 山田二久次先生を主講師にお迎えし、勢水丸船長以下多数の乗組員の先生方や地球環境管理学研究室の皆様にご指導いただきました。

安全指導、船内オリエンテーションのあと、昼食をいただきました。

昼食の後、早速実習が開始されました。

ベントスネットです。海底の生物を採集します。

結構沢山採れました。種類別に分類・分別しました。

CTDオクトパスシステムです。溶存酸素濃度、光強度、濁度、クロロフィル量などを測定します。海水面の水温は手動で測定しました。

透明度の観測を行います。

スミスマッキンタイヤー型採泥器です。泥の様子を観察します。

色や、臭い、手触り感を記録します。

溶存酸素濃度は、DOメーター(溶存酸素濃度測定器)でも測定しました。

ブリッジでは、水深や、気象、海象を測定し記入しています。

緯度、経度、時間とともに測定し記入しています。

ブリッジでは、同時並行して、CTDのオペレーションをマイクで指示します。パソコン操作も行います。

デッキの様子は、モニター画面でも確認できます。最後に山田先生からまとめの講義を受けました。

夕食です。朝から、非常に中身の濃い実習でした。

今日は晴天で、夕焼けがとてもきれいでした。海から見る夕焼けです。

東の空からは月が登ってきました。夜の海です。

翌朝は船の清掃です。今日もいい天気です。

松阪港に到着しました。とても貴重な体験をさせていただきました。スタッフの皆様、ありがとうございました。